2017年9月4日月曜日

妄想:PRNマスキングテープ




 考え事してて、乱数をペイントできるマスキングテープがほしいなぁ、と思った次第。

 12mm幅くらいのテープに1cm間隔くらいで16進の擬似乱数がOCRフォントで延々と書かれているマスキングテープで、上からスプレーを吹き付けるとその文字がペイントされるようになっている。
 ペイント後にスマートフォンで製品をパーツ番号・製造番号と共に撮影すると、乱数の情報がデータベースに登録される。
 その後、ペイントされた文字をスマートフォンで撮影すると、パーツ番号・製造番号・製造時期などがデータベースから読み取れる。というシステム。
 こういうことは現在では2次元コードによって管理されているが、2次元コードの問題は2次元コードが読めなければ判断できない、という点。PRNテープで製品の大部分に印字しておけば、破片の一部でも、数字が読めさえすれば判断できる。
 ある程度の文字数を読めればロットNoまで判断できたり、ロットNoがわかっているなら少ない文字数でも製品Noがわかったり、という感じ。

 例えば航空機事故の場合、あちこちに飛び散った破片がどの部品かを判断して、墜落の衝撃だったり、空中分解したかどうかを判断したり、エンジンが正常だったかを判断したり、といったことをやっているが、破片から同定するのは大変なはず。
 PRNテープで塗ってあれば、現場検証のカメラにGPS機能付きを使うことによって、撮影するだけで部品の同定と落下位置の記録が自動で行える。部品の向きによってPRNも変わるから、部品の姿勢とかも記録される。
 とはいえ、航空機に使うには塗装の重量増が割に合わないだろうけども。それに新造機にしか意味が無いから、事故の多い古い機体には使えないし、新造機はそもそも事故率が低い。
 PRNテープはもっと他のところで使うべきだろうな。どこで使えば良いのかはよくわからんが。衝突試験とか? 文字の重心とか向きを正確に計測できるOCRフォントがあれば、衝突試験で便利かも。車の衝突試験ってあんまり部品は吹き飛んだりしないから、あんまり意味ないかもだけど。部品が吹き飛ぶこと前提の実験ってどういうモノなんだろうか。

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