2017年4月7日金曜日

Webカメラ的なモノを買ってみた


 ガワの無い、その割に普通のWebカメラと比べても特別安いわけでもない、どっかの横流しみたいなWebカメラを買ってみました。それと、焦点距離35mmのCマウントレンズと、Cマウント-12mm変換アダプタも買いました。
 ちゃんと計算したわけじゃないですが、およそ35mm換算で250mmとかそれくらいじゃないかなーという気がします。かなり狭角ですね。


 画面から90cmほどのところからキャプチャした画像です。90cmでこの範囲しか撮れないんですから、相当に狭角です。3mほど離れた壁を撮っても、数センチ角程度しか撮影できません。

 フレームレートはQQVGAで33fpsくらい、VGAで33fpsくらい、SVGAで18fpsくらい、FHDで22fpsくらいでした。本来はフレームサイズに反比例してフレームレートが変わるはずですが、SVGAはFHDよりもフレームレートが低いという結果でした。何か重い変換処理が行われているのかもしれません。およそVGAが最高fpsで、QVGAやQQVGAにするメリットはありません。もっとも、PCに入ってからの処理はデータ量が少ないに越したことはないので、QQVGAで足りるならQQVGAに設定するべきですが。
 一般的なWebカメラと違い、低照度でもフレームレートが低下しないのが便利かもしれません。とはいえ、もちろん照度を上げればシャッタースピードが遅くなり、照度を最大にすればフレームレートも5fps程度まで低下します。とはいえ明るい環境なら20fps程度は出ますし、解像度によってはさらに高FPSも得られるので、遊びで画像解析程度なら使えると思います。


 UVCでOpenCVから叩けるカメラって、かなり少なくて、実質的にはWebカメラ程度しかありません。他にはファクトリーオートメーション向けのカメラがありますが、Webカメラより1-2桁高価です。
 今回買ったメーカーでは同じように基板剥き出しのWebカメラを、画素やレンズの組み合わせで色々な種類で売っていますが、自前で光学系を用意するなら、分解する手間もかからず、ネジ穴等もちゃんとついてるので、画像認識とかに向いている気がします。意外と基板も綺麗なので、基板剥き出しから感じる粗悪な感じはありません。本当に良いものかはわかりませんが。
 むしろ、一緒に買ったレンズの方がパッケージが汚れていたりして、あぁ、安物ってこういうのだよなぁ、という感じです。


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