2017年2月21日火曜日

超音波風速計 とりあえず基盤を作ってみる


 試しにユニ基板で組んでみました。とりあえずシリアル通信と温度センサのあたりは動作確認できました。超音波素子(アナログ回り・PWM回り)はまだほとんど確認していません。

 ブレッドボード上では、PB0,1の波はPA0で計測、PB2,3の波はPA1で計測、のように規則性がありましたが、基板の方はもうすこし複雑になっています。またPB6-9を予約しているので、出力ピンの選択も面倒です。
 とはいえ、このあたりはすべてプログラムでどうにでもなりますから、計測性能にはほとんど関係ないはずです。
 それと、ブレッドボード上では位相を回路の方で合わせていましたが、基板ではソフトウェアで合わせようと思っています。おそらく位相から時間に換算するオフセット値で動かせるはずなんですが、そのあたりも追々確認していく必要があります。

 基板上は少し空きスペースが有るので、タクトスイッチ数個と、小型の液晶モジュールくらいなら接続できそうです。もっとも、GPIOの空きが極めて少ないので、I2Cの表示モジュールと、スイッチはSTBeeMiniデフォルトのリセットスイッチとユーザースイッチくらいしか接続できないでしょうけども。
 一応、CANのピンは開けてあるので、ちょっとしたイベントで風速を調べたい場合とかでも、この基盤をそのまま使えるはずです。CANバスなので、例えば「3次元風向風速計を5m間隔で500mに渡って100個配置し、空間の風向を把握する」みたいな使い方もできます。もちろん幅100m、高さ25mの2次元とか、それを複数個並べて100x100x25mの範囲の3次元的な風向とかも調べることもできます。ま、いくら可動部レスで信頼性が高いとは言え、最安構成でも部品だけで1セット2万円くらいはするでしょうから、100個並べれば200万円、さらにフレームとか考えれば1000万円くらいは余裕で行くはずです。もしも、数千万円規模でもいいから50mメッシュで3次元に風向風速計を並べたい、みたいな研究をしている人が居たらぜひお声がけを。って、そんなの怖くてやりたくないw。そもそもそんなことやるならLIDER使えという話で。

 冗談はさておき、やっとちゃんとした感じになってきました。ブレッドボードを振り回すわけにも行きませんが、基板になってしまえばいろいろできます。風速計自体を動かして出力値の健全性を確認したりとかもしやすくなります。
 まずはマイコン側のファームウェアの修正と、PC側のソフトウェアの修正をしなきゃ。

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