2017年1月16日月曜日

SDR#で複数の周波数を同時に受信する

次はイリジウムだと言ったな。あれは嘘だ。もうTLEも出てるんですけどね。それぞれの名前が出てからにしようと思っています。

それとSS-520残念でしたねぇ。TRICOMのミッションは期待していたし、軌道を見るのも楽しみにしていたんですが。ISS放出とかでぜひやってほしいものです。ロケット側も、シリーズ化はしないと言っていましたが、実験的な挑戦はやめるみたいな風潮にならないようにしてほしいものです。

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さて、本題。
せっかくのソフトウェアレシーバなので複数の周波数を同時に受信したい、ということで試してみた。SDR#を使ってあれこれやってみたが、「不可能ではないが実用的ではない」という感じ。もっとオフィシャルな方法で簡単にできるかもしれないが。


左下のExcelにおおよその設定を書いたが、まず1つ目のSDR#がハードウェアアクセスを担当する。残り2つのSDR#がそれぞれの周波数の復調を担当する。

SDR#のRAWはバンド幅が32kHzまでしか設定できないから、範囲に入る帯域しか受信できない。例えばFMラジオ放送は35kHzくらいの帯域幅が有るから、ギリギリ受信できないことはないが、音質は悪いし実用性もない。そもそも1chしか受信できなくなるからやる意味がない。

とりあえずアナログ特小トランシーバを2ch同時に受信することはできてるが、これが実用的かというとそんなことは全く無い。2chだけなら安いトランシーバを2台並べるほうが楽だし、ハイゲインアンテナを使いたいなら適当なワイドバンドレシーバでも並べたほうが良い。そっちのほうが使いまわしが効くし、自由度も高い。
ということで、実用性は全く無い。

ノンリアルタイムでかまわないなら1MspsでIQを保存して、あとからそれぞれのチャンネルで復調&音声に保存してミキサーに突っ込めばいい。もっとも、SDR#は32bitアプリなので2GBに制限されるから、あまり長い時間は受信できないが。はやく64bitビルド作ってくれ。


ということで、リアルタイムに複数チャンネル受信したいなら、必用なチャンネル分の広帯域受信機かワンセグチューナを買う必要がありそう。

せっかくのソフトウェア無線なんだから、アナログ特小20ch同時待機とか、いろいろできたら楽しいと思うんだけどねぇ。

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