2016年8月4日木曜日

FreeTrack

FSXではTrackIRというヘッドトラッカーがよく使われているが、GPLで開発されているFreeTrackというモノもある。FreeTrackは事実上開発終了しているが、ダウンロードは可能だし、Win10でも使用できた。

FreeTrackのインストールや初期設定は難しくなく、結構簡単に行える。
OutputはFSXで使用する場合SimConnect - Flight Simulator Xにチェックを入れるが、FSXを起動していない場合(FreeTrackの設定時など)はSimConnectの接続試行で相当にリソースを食われるので、その場合はSimConnectのチェックを外しておくこと。

以下FreeTrackに書いてある説明。目で読んで手で入力してるので間違ってたらごめんね。

*1Single Point
Two degrees of freedom, hands-free mouselook.
Easy to setup.
Potentially higher precision than tracking methods.
Head translation treated as retention.

*3Points Clip
Six degrees of freedom.
Headphone mounted mode.
Webcam aligned with model.
Middle point translation reference.
Y translation and Roll may be limited if the model is large.

*3 Points Cap
Six degrees of freedom.
Cap mounted model.
Top point translation reference.
Three LEDs easier to power than four.
Must ensure model plane does not parallel camera plane.
Less chance of points intersecting than four point.
X translation may be limited if the model is large.

*4 Points Cap
Six degrees of freedom.
Cap mounted model.
Mostly for back compatibility.
Top point translation reference.
Four LEDs harder to power.
Yawing limited by distance between points and X translation may be limited if the model is large.

LED配置モデルは4種類あるが、4個目は互換性問題によって残っているとのこと。

1Single Pointの場合は、セットアップ(ハードウェアを含め)が簡単で、他の方法よりも(視線の上下左右に限れば)高精度なトラッキングが可能、とのこと。ハンズフリーマウスルックと書いてある通り、スペースキーを押しながらマウスで視点を変更するのと同じ視点操作をハンズフリーで行うことができる。
このモデルは動作確認が非常に簡単で、カメラの輝度や閾値を設定すれば他にはゲインをいじる程度で終わる。追尾対象は自分で用意する必要があるが、ヘッドランプのナイトモードを使うとちょうどいい輝度だった。なのでナイトモード搭載のヘッドランプとWebカメラをすでに持っている人は追加リソース無しで簡単に動作確認ができる。
ただし2軸しか制御出来ないため、計器パネルを覗き込むといった動作は不可能。あくまでPoVハットの代わりとしてしか使えない。なのでLearjetみたいな後方視界の悪い機体には向かない。

他のモデルは6自由度あり、視線の向きと原点を移動することができる。これらのモデルであれば計器盤を覗きこんだり、後方視界の悪い機体でも窓に顔を近づけて斜め後ろを確認したりということが行えるようになる。ただ原点移動はかなりクセのある動きなので、慣れるまでが大変。

僕は1SinglePointと3PointsClipを試してみた。どちらかと言えば3PClipの方がいいが、安定性がかなり悪いので、そういう意味では1SPの方がいい。でもこれならジョイスティックのPoVで操作できるので要らないかも。


僕の予想では4Points Capは適切に処理されていればロバスト性が高くていいと思うのだが、なぜか「互換性のために搭載している」というような後ろ向きな説明がなされている。


手っ取り早くヘッドトラッカーを使いたいならTrackIRを買うのが一番だと思う。いろいろ試行錯誤するよりも2万円のほうが安いと思う。
ただ自分の時間単価がゼロに近いとか、どうしても自分で作らなければいけない理由とかが有るならFreeTrackを使うのもありだと思う。
FreeTrackもすでに開発が停止しているので、ソフト側も自分で作ったほうが良いかもしれない。FSXやP3Dで使うだけならSimConnectで渡すだけなので転送プロトコルとか気にしなくていいし。FreeTrackは痒いところに手が届かない感じがしているので、いずれはその方向に行くかも。
だけどしばらくはFreeTrackで頑張ってみようと思う。

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