2011年11月30日水曜日

缶サット 途中経過 2

まず大きな進展としては
打ち上げ手段

まだ確定してないので
ペットボトルロケットになる可能性もありますが
某ロケットに乗せてもらえる可能性が出てきました
(ただそうなると振動耐性とかいろいろ大変になるんだよねぇ)


それと
ARMマイコンの基板を2種類もらったので
缶サットはそれを使ってみようかなと思ったり

mbedを使っていたのは
缶サット甲子園の2011年大会がmbed限定だった
というのが大きいです
ただ 今後mbedという制限はなくなるようなので
それなら使いづらいmbedにこだわる必要もない ということで
ただ開発環境の構築とかを考えればmbedは楽

ARMの開発環境がかなりカオスっぽいので
途中で諦める可能性もありますが…
今仕事で使ってるPICも速度的に限界になってきているので
出来ればARMを使いたいのだけど
(2550ならフラッシュ容量はあまり気にしなくてもまだ大丈夫)



軽く「缶サット」でググると
ニュースサイトとかしかでてこないので
缶サットの作成過程というのはあまり公開されていないのかも
このブログの今日(JSTじゃないのでどの範囲なのかわかりませんが)のアクセストップは缶サットだったし
意外と探している人はいるのかも

缶サット甲子園とかの参考にはならなくても
こまごまと書いていこうかなぁと 思います

2011年11月24日木曜日

ベストエフォート のお話

さっきのエントリでは通信速度だけを考えました
この場合回線速度は早ければ早いほど性能がいいというものすごい単純な考え方です
ただし国内の場合更に重要になる概念が存在します
それが「ベストエフォート」というものです
元々の意味は
「最大限努力した場合にたとえ失敗しても責任問題にはならない」
という感じです
例えとしてはマズイかもしれませんが
AEDを使った場合 もしその人が死亡してもAEDの使用者に責任を求めない
というものがあります
また米国人等に適用される法律で 善きサマリア人の法 というものがあります
これは
「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」(Wikipediaより)
というものです

つまり「最大限努力したならそれ以上求めない」みたいな
それがベストエフォートです
曰く ベストエフォートのお陰でインターネットは普及した
ということらしいのですが
これを悪用(?)しているのが日本の通信各社です

例えば 携帯端末の速度を見た場合注釈にこんなことが書いてあります
「最大通信速度はベストエフォート(規格上の最大速度)であり、実効速度として保証するものではありません」(EMOBILEより)
これをユーザー側から解釈するとこんな感じになります
「最大通信速度は仕様上のものであり実際にはもっと低い速度での提供となります」

僕は7.2MbpsのPocket WiFiを契約していますが 平均1Mbps前後です
契約の7分の1です
でもそういう契約です 30kbpsになる時もありますが それでも契約です
たとえ圏外になったとしてもそういう契約です

こういう「目に見えない制限」というのがあり
これは使ってみないとわかりません
そして「使ってみないとわからない」というのがキャリアにとって都合がよく
2年縛りとかで安く提供されると解約するにも相当の違約金が必要になります
となると「解約するのめんどくさいし」とかで結局2年間通信料を払い続けることになります

ケータイを契約する場合はそういうことも注意が必要です


やっぱ大手を選ぶのが賢いんじゃないでしょうか
少なくとも変な噂があればすぐ聞こえてきますし

通信速度 のお話

あるときこんな質問をもらいました
「回線って使える地域とかだけじゃなくて速度とかもありますよね?」
(意訳)

ええ 速度って大事ですよね
どこに行っても使えるけど1分に7文字しか受信できないとか嫌ですよね

で 見るべき速度は
Gbps/Mbps/kbps という数字
と言うかbpsっていう単位
それにMとかGとか Kとかがついてるだけです
例えば1bpsであれば1秒間に1個のデータ(文字じゃないです)を送信できる速度です
1kbpsであれば1秒間に1024個のデータ
1Mbpsであれば1秒間に1048576個のデータ
1Gbpsであれば1秒間に1073741824個のデータ
ということです
ちなみにbpsは「ビット パー セコンド」で 1秒間にn個のビットを送信 ということ


んでビットとバイトですが 1バイト=8ビット です
じゃぁ1kbpsは1秒間に128個のデータを送信できるのかと言わればそうではなく
実際には102.4個しか送信できません(スタートビットとストップビットってヤツ)
そしてさらにヘッダーやフッター アドレス等もあるので 実際には更に少なくなります
半分は言い過ぎかもしれませんが


じゃぁどれくらいあればいいのか
例えばニコニコ動画だと1M〜2Mあればそこそこ見れますよ とか
5Mあれば十分です みたいな
YouTubeでフルハイビジョンを見るとなるともっと必要だったりとかしますが
まぁ10Mbpsまではいらない場合がほとんどです
(ただ数年前に「ADSLは遅すぎて使い物にならない」という人がいましたが なにしてるんでしょう ファイル共有でもしてるのかな?)

んでなんで1Gbpsみたいな回線があるのかといえばまぁ物欲と言うか
まぁちゃんとそれだけの帯域の使い道はあるんでしょうけど
人間せっかちな生き物なのでMbpsクラスじゃ耐えられないんでしょうね
数年前まではkbpsが一般的だったのに(´・ω・`)
(法人向けは2Gbpsとかもあります 例のごとく蓮舫に(?)捨てられましたが)


でもやっぱいくら高速だからって使えなければ意味無いです
ケータイとかスマフォとか
端末の性能はいいのに回線が酷くて使いものにならないとか よく聞く話ですね
ロケットとかに関わってる人は覚悟しておいたほうがいいですよ
(スタッフの人が「ここSoft○ankが使えないんだよなぁ…」とか言ってるので)
ドコモ端末は結構使えるみたいですね
ちなみに先ほどドコモのサポートに聞いたら「人口カバー率100%です!」って言われました
流石です(面積カバー率は教えてくれませんでしたが)

ドコモの契約は調べてないのでわかりませんが
これから契約するならドコモがいいと思います
間違ってもイーモバはダメです

ちなみに人口カバー率
ドコモ 100%
au 99.9%
イーモバ 92.2%
です この7%ちょっとがものすごい差になります
(それが人口カバー率のカラクリ)

とりあえず僕が新しく端末を買うとしたらドコモかなぁと思ったりしています
Xiはまだ使える地域が少ないですが

(ちなみに普通回線速度というと下り速度ですが Ustとかニコ生の配信をするなら上り速度というのも重要になります)



ちなみに双方向ではないですが 基本的に日本国内どこにいても使える無線通信というのがあって
一番身近なのが電波時計だと思います(GPSは宇宙にあるので除外)
アンテナは国内に2個しか無いのに北海道から沖縄まで基本的に使えます
これはものすごい高出力な電波でゆっくりと送信するからなせる技です
単一方向というのもあるんでしょうが
電波時計の通信方法は1秒ごとに0.2秒とか0.5秒とか0.8秒の電波を送信します
(正確な数字は忘れましたが)
こうなると電波が来ているor来ていないの2択で判断できるので
低速な代わりに広範囲で使えます
電波時計は某キットを改造すると面白いと思います

2011年11月13日日曜日

クレカ情報を使わずにiTunesのIDを獲得する方法

普通にiTunesのアカウントをつくろうとするとクレジットカード情報を入力する必要があります
でも イヤ とか クレカ持ってないですし という理由でその方法が使えない場合があります

ということで今回はクレカ情報なしにIDを作る方法を(途中まで)書きたいと思います

なお環境はWin7上のXPmodeです
Win7でもMacでも同じように作れます(Macは未確認だけど)


まず
これがiTunesStoreに入った初期状態
ホーム画面です



最初に「AppStore」(上の方の赤枠部分)をクリック

その後「無料 App 全てを見る」(右下の赤枠部分)の「全てを見る」をクリック




そして適当にアプリを選択
多分何でも大丈夫です
ここではTwitterアプリを例にします



アプリのアイコンのしたにある「無料 App」をクリックすると
「サインインしてくださいね^^」って画面が出てくるので「新規アカウントの作成」をクリックします



ここでは「続ける」をクリックするだけ



ここでは規約を読んでチェックボックスにチェックを入れてから続けるをクリックします



この画面では
メールアドレス/パスワード/質問/回答/生年月日 と+αを入力します
アスタリスクで表示されてるところは僕が伏せるために入力しただけです
ちゃんと真面目に入力してください
全部入力したら続けるをクリックします



そうするとクレジットカードの選択に「なし」が表示されるので
これを選択したまま住所を入力します
クレカはイヤといっても住所だけは入れてください 最低限のルールというやつです
まぁ僕は家に郵便も電話も怪しい黒服集団も来た事無いので 大丈夫だと思います

そして続けるをクリックすると先ほど入力したメールに確認が届きます
今回の場合
「Apple ID ご連絡先メールアドレ​スをご確認ください」
という件名でした
メールの中にある「今すぐ確認>」というリンクをクリックするとアカウントが作成されるはずです

僕はすでにIDを持っているので確認はしていませんが…


とりあえずこんな感じで作れるはずです

2011年11月8日火曜日

LoLシールドみたいなデカイLED板


LoLシールドみたいなLEDが大量に並んだ基板を考えている
これは秋月A基板に載せたもの
14x18で252個のLEDを搭載できる計算
キリが悪いけどしかたない
ちなみにこの大きさになるとLEDだけで11340円もする
さすがに遊びで作るものに仕事用の超高輝度を使うわけにはいかない
もっと安いLEDを探さないと
仕事用だと1個36cdだから9kcdっていうめちゃくちゃ明るくなるんだけど
大体1cd≒ろうそく1本だから
9kcdはろうそく9千本分くらいの照明
でもこの量になると配線だけでもものすごい量になりそう
消費電力も1個あたり20mAとして5.04A
eneloopを直列6並列4で7.2V7.6A電源として使えば3時間くらいは使えるか

2011年11月5日土曜日

EMOBILEのPocket WiFiを買ってはいけない理由

最新のPocketWi-Fi(以降PWF)はどうなってるか知りませんが
初代PWFを使ってて「これはダメだなぁ」と思った理由
EMOBILE(以降EM)全体に言えることもありますが


  1. 端末自体のバグが存在する
  2. 回線速度が...
  3. サポート悪すぎ

1. 端末自体のバグ
この端末には一定時間で一定量(1GBくらい?)通信するとファームウェアがハングアップするというかなりアレなバグが含まれています
まぁソ○ータイマーと同じようなもんですけど
それでもWi-Fiのアクセスポイントにもなってる以上パソコン間でファイルのやり取りとかをすることを考えると かなり問題のあるバグです
ちなみに内部構造は把握してないのでなんとも言えないですが
無線LAN部分はFWと分離されてるらしく
「Wi-Fiにつながってるけど通信ができない」という不思議な状態になります

ちなみにこうなったらソフトウェア的にアクセスする方法はなくて電池パックを引きぬくしかありません

2. 回線速度
悪い時には0.05Mbpsとかになります
平均でも1Mbps程度です
確かに数年前(*)から見れば早いかもしれませんが
今の「数十Mbpsでも遅すぎる(*)」とか言われてる時代にこれは遅いよなぁと
あと2100~0200までは通信規制があるので
夜間帯に集中するニコ生とかはほとんど見れません

3. サポート悪すぎ
1の問題を把握した時点でまずは電話サポートに連絡しましたが
「こちらでは把握していない」の一点張りで最終的にはクレーマー扱いされました
(2の「時間帯による問題」とだけ説明されました 昼間でもよく起こるのに と言うかPWF自体の問題なのに)
んでその後札幌に行く機会があったので店頭に行ってみたのですが ここでも同じ対応でした
(「僕達はEMが北海道に来る前からEMにいるがそのような事例は見たことがないし聞いたこともない」と言って調べようともしていませんでした)
それと何をやるにしても「契約者本人がいないので」ということで非常に時間を無駄にしました
(その時は20分程度しか時間がなかった)
"盗んだ端末を使ってる"という前提で話すように教育されているんでしょうか?


総務省のデータを見るかぎりでは周囲10kmに基地局が2ヶ所ほど有るみたいです
正確な位置は「保安上の理由」で公表されてませんが
んなもん公表した所で何の問題もないだろと


もしもこれを見ている人でEM関係者がいて
「EMOBILEはそんなに酷い会社じゃない! これは営業妨害だ!」
と思った人はブログ運営に報告する前にご一報ください
事実を書いていて潰されたくはないので


*:ぼくの地域はNTTにバッサリ切られていてADSLが来ていません
(一時期は来ていたらしいけど採算の問題で凍結したらしい)
ということで1年くらい前までは64kbpsでした

数年前ですら「ADSLでも遅い」という人を見たことがあるので
今だと100Mbpsでも遅いって言ってる人いるのかな?
P2Pとかクソ重い動画でも使ってるのかな...

2011年11月1日火曜日

缶サット 途中経過

現在mbedでシリアル通信を実装しようとしてるのだが
割り込みでエラーが出る
TxIrqとかRxIrqが存在しないという感じのエラー
ぐぐっても同じような症例が出てこない
サンプルプログラムをコピペしてもダメ

さてどうしたものか
PIC18F2550とかを使いたいんだけど
動作速度とかシリアルポートの量の問題がある

少なくともGPSとデバッグ用に2本のシリアルポートが必要
最終的にはXBeeを使って地上と双方向通信をしたいから
3本は必要かも
こうなると18ファミリーだとお手上げになりそう
GPSもXBeeも低ビットレートで使えば
ソフトシリアルでもいいかもしれないけど
どちらにしろ絶対的なポート数の不足が有る

本来ならFPGAとかARMとかを使うべきなんだろうけど
そこまでの技量は無いし

どっちにしろ打ち上げ手段がない以上期限は無いので
mbedの情報を集めつつ
ARMとかの情報も集めたほうがいいかもしれない

今考えてるのが
GPS
XBee
加速度センサ
角速度センサ
気圧センサ
程度で
気が向けば温度とか照度計とかをつけようかなと思ってる
この程度なら28pinでも大きな問題になるほどではないか…

mbedは高性能な代わりにそれ自体が大きいから
だいぶ缶の中のスペースを専有してるし
PICとかだともうちょっと楽になるかもしれない

まぁ高性能なマイコンを搭載するなら基板作成からやる覚悟は必要かも
基板作成とかになっちゃうと個人で出来る範囲ギリギリだよなぁ…